コーヒーはすり鉢でも挽くことができますが、コーヒーは単に挽ければいいというものではありません。おいしく飲むための挽き方のポイントがあります。
それは、抽出器具にあった挽き方をすることです。
◆エスプレッソ・・・極細挽き
◆サイフォン・・・細挽き
◆ドリップ・コーヒーメーカー・・・中挽き ◆ネルドリップ・・・中粗挽き
◆フレンチプレス・・・粗挽き
次に、手回しミルの場合ハンドルを一定のリズムで回して、挽きムラや微粉がでないようにすることです。
そして最後は、使い終わったミルをきれいにして、清潔を保つことです。古いコーヒーが混ざると香りや味に悪い影響を与えます。なので、ミルを購入する際のポイントは、挽き目(粒度)が調整しやすいもの、掃除がしやすいものがおすすめです。
- コーヒーの微粉
コーヒーの微粉は、味に悪い影響を与えるということをよく聞きますが、微粉そのものがよくない味というわけではありません。粒度が細かいほど、コーヒーの成分が溶けやすい性質があるので、抽出時に微粉が混ざっていると、微粉のほうから先にコーヒーの成分が溶けていきます。
エスプレッソのように抽出時間が短ければ味に影響はありませんが、長くなると過抽出になり、雑味成分が溶けていきます。微粉が味に悪い影響を与えるというのはこのためです。
ミルの粉受けに微粉がよくくっつきますが、きれいに取って、微粉も入れたくなりますが、この微粉は入れないほうがいいですよ。