水出しコーヒーとは
水出しコーヒーとは、その名の通り「水で抽出したコーヒー」のことを言います。
熱による化学変化がおきないため、酸味が少なく、まろやかな味わいを楽しむことができます。
水出しコーヒーの発祥はインドネシアで、戦前のインドネシアはオランダの植民地だったことから水出しコーヒーのことを「ダッチコーヒー」と読んでいます。
そのインドネシアでは、苦味やえぐ味の強いロブスタ種のコーヒーが栽培されていたため、その苦みやえぐ味を取るために水による抽出法が考案されたのが水出しコーヒーの始まりです。
水で抽出されているためカフェイン等の刺激成分が少なく飲み口が良く、深いコクがあり、酸化もしにくい(冷蔵庫での保存がきく)などの特徴があります。
水出しコーヒーの作り方
水出しコーヒーの抽出器具は実験器具のような専用の器具で、ポタポタと一晩かけてゆっくりと抽出します。喫茶店で置いてあるのを見たことはありませんか?
余程のコーヒーマニアでない限り、家庭で使うには無理があります。
一般家庭用では、ハリオの水出しコーヒーポットがおすすめです。
コーヒー粉をセットして水を入れて、一晩冷蔵庫に寝かしておくだけです。とても簡単に作れますのでぜひ試してみてください。
水出しコーヒーポットでの作り方~
アイスコーヒー用の豆・・・80g
常温の水・・・約1200ml
8~10時間、冷蔵庫に置いておく。時間がきたらセットしたコーヒーを取り出して出来上がり
水出しコーヒーに合うコーヒー豆
水出しコーヒーは水で抽出するので浅煎りのコーヒー豆だとうす味になりがちです。そのため深煎りのコーヒー豆がおすすめです。
深煎りのブラジルやキリマンジャロ、ケニア 、エチオピアモカ、それに水出しコーヒーはインドネシアが発祥なのでマンデリンもおすすめです。
アイスコーヒーは、コンビニやスーパーで買って飲む機会の方が多いかもしれません。しかし、水出しで淹れた自家製のアイスコーヒーは、既成品にはない深みのある濃厚な味わいが楽しめます。
毎日のコーヒーとして作りおきしておくのにも最適な抽出方法なので、アイスコーヒー好きの方にはおすすめですよ。
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